板前とお客様との心的距離が、無形価値となりブランドの本質へと昇華する。

板前とお客様との心的距離が、無形価値となりブランドの本質へと昇華する。

OUTLINE
BRANDING
施設店舗ブランディング
TYPE
BtoC
CLIENT
たから寿司
URL
DATE
PROJECT MEMBER
BRANDING DIRECTOR
冨士 武徳
CREATIVE DIRECTOR / DESIGNER
高橋 直也
GOAL
南大阪・貝塚で創業以来、地元で愛される「寿司・割烹」の老舗「たから寿司」が、貝塚から難波という都心部であり、さらに高島屋の百貨店での新店舗を展開。
コロナ禍の時世の中、たから寿司の魅力を新たな市場で伝えていきたい。
BACK GROUND
創業40年以上も地元のお客様ととも歩まれてきた「たから寿司」のブランディング。
「お客様は“えん魔様”」という独自のお客様第一主義を経営の軸とし、接客、商品にもウソはつかず、真心をこめて、真のサービスを提供するというスローガンがありました。
最初に本店に伺った際に地元ならではの「たから寿司」の魅力を体感。
それは、一つに板前とお客様の親近感。また「わさび巻」というたから独自の巻き寿司。

都心部の新規のお客様に「たから寿司」の魅力を存分に愉しんでいただきたいこと。
都心部の新しい店舗を地元の既存のお客様にも喜んでいただきたいこと。
コロナ禍でも百貨店のポテンシャルを最大限発揮し、認知を拡大していくこと。

そういった目的をどのように伝えるかが課題でした。
SOLUTION
このような課題に、たから寿司さんの接客やサービスは店舗を、板前を見返るほど素晴らしいこと、美味しいと感じた顧客経験から、ブランドコンセプトを「背姿(せすがた)」に。

もともと本店にある板前の活気をそのままに、地元のお客様が新店舗に来店した際も、帰られた時の背中が笑顔になるまでお客様を見送ることを忘れないことや、板前の教育でも背中で語れるようになることなど、その「背姿」を忘れないことを核に。

また、たから寿司のブランドカラーの再定義では、独自性の高い「わさび巻」の商品から抽出。「わさび」「マグロ」のカラーのバイカラーで設定。その商品こそ、店舗のブランド性を高めるものになることを踏まえて、お土産商品としても提案。大阪の名物の一つとしてなり得るよう、今後もたからのブランディングは絶えません。

[DESIGN IDEA]
上記の課題に対して「温故知新」というコンセプトの元、今まで愛されてきた古き良き要素を継承し、時代・場所・人に即したデザインに昇華させ、新規ターゲットには新しい印象を、既存顧客には受け入れやすいブランドイメージに設計しました。

名物であるわさび巻きを想起させる「赤」と「緑」のバイカラーをブランドのアイコンとして広めていくため、パターン化しアイコニックに使用した。

看板商品である、わさび巻きのテイクアウト用パッケージは、「巻き」という手法を意識し、過去の時代にお土産として象徴的であった形状をモチーフに、現代の形へと落とし込みました。
また、SDGs に基づき、サステイナブルな取り組みとして過剰包装を避け、紙1枚でパッケージと説明書を集約し、資材とコストを削減した。